人魚姫

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  「お義父様、すみません。  私、今はそんな気には…」 リラは王様の目を見る事なく、俯いて静かに言いました。 それを見た王様はため息をつくばかりです。 「なら、よい。  部屋へ戻りなさい」 「…………はい」 部屋へ戻る途中、左目に眼帯をした弟に睨まれました。 リラはそれをいつものように、視線に気付かないふりをして部屋へ戻りました。  
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