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「じゃあ亜牙太がお使いに行っている間に少し喋らない?」
そう言うと零と炎もソファーに座った。
「座らねぇのか?」
「立ちっぱなしは疲れるから座りなよ花矢ちゃん?」
「うん、ありがとう♪」
花矢は炎と零の向かいのソファーに座った。
「けど可笑しな話だよな?」
「何が?」
炎が言ったことに零が問いかけた。
「3人ともが同じ時間に産まれたことだよ!」
「そういえばそうね?」
「でも僕と炎は同じ場所で、産まれたよね♪」
「そうだったな♪」
「花矢ちゃんはどこで産まれたの?」
「私は確か…外国だったかな?」
「へぇ~じゃあ国籍は違うの?」
「違うよ?日本だよ♪」
「俺等は確か近所の小さな病院だったよな?」
「そうだね♪時々近くを通るとあいさつとかされるよ♪」
「俺もされる♪」
そんな他愛のない話を3人は亜牙太を帰って来るまでたわいない話していた。
ピピ♪
そんな時、部屋の中のある1つのデジウォッチが鳴り響いた。
「誰かのデジウォッチ鳴ってない?」
「私じゃないよ?」
「俺のだコイツ物凄く食うんだよ肉」
「あんまり食べすぎると太るよ?」
「言っても無駄だよ?炎は物凄くデジモンに甘いもん」
楽しくデジウォッチを操作している炎の横で零はやれやれと呆れていた。
「うるせぇー!お前だってプロテインやってるじゃねーか!」
「当たり前だよ?だって強く育てたいもん♪」
「厳しいんだよお前は!」
「普通だよ!」
そんな討論を2人は亜牙太が帰って来るまでずっと花矢の前でしていた。
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