蜻蛉編

4/6
前へ
/6ページ
次へ
周りを見渡すと、数人の村人と両親がいた。そして、名前が書かれた札が並べてあった。梨花の母はさっき舞っていた演舞を舞い、村人達はお互いに話し合っていて梨花の周りには誰もいなかった。 「…園崎魅音?」 なんで魅音の名前が? 「羽入どういう事なの?」 「あぅ…あぅ…魅音は去年人柱になったのですよ」 「…えっ?」 よく見ると他にも、悟史や詩音そして沙都子の名前があった。 「羽入…説明して…今すぐ!」 梨花は羽生に、睨みつけた。頭の中が混乱していた。 「あぅ…毎年鬼ヶ淵沼にいる鬼を封印する為に毎年村の子供を人柱にして封印してきたではないですか?」 「…何いっているの?鬼なんかいる訳ないでしょ!」 「あぅあぅ…封印が解かれたら鬼が現れて、人々を狂気な鬼にしちゃうのです…」 「それが雛見沢症候群で、治療する為に入江や高野がきていたじゃない!」 「あぅ…おりょうが村人以外の居住は許さないですよ」 羽生は困った顔をしながら言った。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加