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『それはお前が本当に望んでいることではない』 ガーゴイルが言うと神原は手を離し、魂が抜けたように手をだらりと垂れ流した。 「じゃあ僕は一体何を望んでいるんだよ……」 『知りたいかぁ?』 ガーゴイルの言葉に神原は軽くではあるがしっかりと頷いた。 『お前が本当に望んでいるのは……力だ』 更にガーゴイルは続けた。 『お前はアイツ等を黙らせる力を望んでいる。純粋で最高の力をだ!』
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