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あれから数年後。
『暇過ぎるぜ……』
ガーゴイルはオレンジ色に染まる空を見つめながら呟く。
ガーゴイルの足元には、大量の死体が山となっていた。
『次はどいつに取り憑こうかぁ……』
空に飛び上がり、辺りを見渡した。
すると、二人で楽しそうに会話している少年がガーゴイルの目に写った。
ガーゴイルは口元を吊り上げて牙を覗かせ笑う。
『……元気そうだな』
一言ポツリと呟くとその場からガーゴイルは姿を消してしまった。
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