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何故か一瞬のうちに修一の髪型、口調などが変わっている。
天満や詩音は頭の上にたくさんのクエスチョンマークを並べていた。
その中、舞耶と冬也はなにやら和弥と呼ばれた修一と話していた。
「ホント、久しぶりだね。和弥~」
「確かになぁ、結構、前『出てきた』時から時間がたってるよな。」
「どうでもいいだろそんなこと。第一、しゃべってる暇なんてねぇだろ?この変なチンチクリンマックロバカ野郎デラックスを殺っちまわねぇとな。」
和也と呼ばれた修一はわずかに声も変わり、ネーミングセンスのカケラもなくなったようだった。
そして、にっと笑いながら和也は剣を左手に持ち替える。
「テメーらなんて、左で十分だ!オラ!いくぜぇ!?」
そういながら和也は黒き翼を持ちし者、スウェルスへ向かっていき、剣の間合いに入ると何度も斬りつけた。
「ふぅ、こりゃ、ストレスの解消になるなぁ」
こんな言葉を吐き捨ているようにいいながらも剣の動きは止まらない。一体、また一体と次々と切り伏せていく
「あ、あなたはいったい!?」
もちろんこの事情をまったく知らない、詩音は当然のようにことの事態を聞く。
「んぁ?えっと・・・。あぁ、謎の謝り転校生な。
修一の目から見てるから大体のことは把握してるけどよ、俺のことを聞く前にてめぇが先に名乗ったらどうだ?
俺よりあんたのほうが確実に怪しいだろ?」
「……そう…ですね。わかりました。私は……終わりを始まりに戻す者、つまりあなた、ヴェイサーと呼ばれる、つまり黒き翼を持ちし者「スウェルス」を消す力を持った人物を導く者と、言えばいいでしょうか…。」
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