オメガ~ver. the interior~

12/51
前へ
/51ページ
次へ
上空から凄い速さで飛んできたシン達は目的地の『オーザム』に到着した。 レナ「誰も知ってる人見かけないじゃん」 シンの腕を掴んで肩に乗せて支えるようにしていたレナはそう言いながら静かに着地した。 着地した地面はヘリコプターが着陸するときのように雑草が風で激しく揺らいでいた。 シン「そりゃおまえ…あんなルートを移動して行くやつなんていねーだろ?しっかし世界一怖い乗り物だったよ」 腕をレナから解き、そこら辺を見渡しながらそう言った。 レナ「そう?て乗り物って!…慣れれば楽しいのにな。前よりも格段に速くなったでしょ?あたしの『疾風』」 疾風とは高速移動のようなものでレナは風を操る事から高速移動手段を身につけていた。 シン「速すぎ!しかも途中で落とすなよ」 レナ「あ、あれはごめん!でもあたしのいた隊は風を操る人結構いたんだけどな…疾風は基礎的なのでほとんどの人は使えるはずなのに何でその人達だけでも先に来なかったんだろぅ…?」 シン「団体行動だからな。そーゆう先走ったことはしちゃいけないって事前に言われることはよくあるだろ?おれ達にとってはラッキーだったな」 レナ「そだね」 そうこう言っている間に目的地に到着した。そこは今の時代には珍しい草木の多い自然があふれる広い草原だった。 レナ「…こんなとこあったんだぁ」 シン「こんな所に…見つけやすいし見つかりやすいな。はやく見つけ…」 そのときシンは上空に浮いている何かに目を奪われた。 シン「あ…」image=239821194.jpg
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加