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レナもシンの目線の向いている方に何気なく目を向けた。
レナ「なにあのでっかい…翼?」
シン「あぁ…。アカリだ!っかしこんな目立つところであんなことしてたら簡単に見つかっちまうだろ!」
白のワンピースに茶色っぽい長い髪のアカリは大きな翼を生やして三メートルほどある木の遥か上空をふわふわと飛んでいた。
レナ「なんかすごい!…早く行かなきゃ!見つかる前に」
二人は急いでアカリの所へ向かった。
するとアカリもシンに気付いて空中から降りて来始めた。
レナ「あのコがアカリちゃんか…」
アカリ「シン…?」
シン「アカリ!俺だ!シン!覚えてるか?」
落下中のアカリに話しかける
アカリ「シンだ!何で?」
不思議に思いながらもアカリは翼をどこかにしまい静かに地面に降りた。
シン「あとで話す。とりあえず今は目立たない場所に移動しよう!」
アカリ「え?どうゆうこと?」
慌てているシンとは違い、少し戸惑ってはいるが、アカリは至って平然としている。当たり前だが、状況を全く理解できていないからだ。
シン「今アカリは狙われてるんだ!信じられないだろうけど本当なんだ!早く!」
その時遠くから声が聞こえてきた
「見つけました!こっちです。空から何か降りてってたんで怪しいと思ったんです」
シン「くっ、やっぱり見つかったか…」
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