8人が本棚に入れています
本棚に追加
シン「オメガは簡単に言うと特殊能力です。
能力は人それぞれ違い、生まれつきや伝承するまでの過程からどういう能力になるか決まります。
オメガにはランクがあってランクが上がればすごい能力が使えるようになります。と言っても使える能力は増えず強化されるって感じでしょうか…もちろん体への反動も大きくなってしまいます。俺がわかることはこれくらいです」
幹部B「…そうか。なら奴がどんな能力なのかさえわかれば…」
兵士B「ダメです!今ある銃兵器は全て破壊されました」
気付くと辺りにはいくつもの銃兵器の破片が散らばっていた。
幹部B「くっ、一発もかすりもしないとは…しかし銃兵器を簡単に破壊できるのになぜ我々に攻撃してこないんだ?」
シン「…奴に殺意はないと思います。少し話をしてみたいのでみなさん下がっててください」
数秒考えた後、シンはそう言って無防備にゆっくりと相手の方へと歩きだした。
幹部A「危険だ!やめるんだ!おい」
幹部B「おいおまえ、総司令官を呼んでこい」
兵士A「あ、はい」
近づいてくるシンを警戒している相手は逃げないまでも一定の距離を保ちながら後退りする
シン「わかったよ。これ以上近づかないから、少し俺と話をしよう」
相手は小さくうなずいた
シン「名前はなんて言うんだ?」
相手「…アカリ」
シン「女の声?女だったのか!あ、ごめん。お、俺はシン、よろしく!」
シン「アカリはオメガが使えるんだな。なんでこんなとこにいるんだ?ここは危ないぞ」
アカリ「ごめんなさい…知らなかったの」
アカリはうつむいた。
兵士A「こっちです!」
兵士Aは総司令官を呼んできた
総司令官「まさか…本当に…。捕らえろ!なんとしても捕らえるんだ!」
総司令官の声と同時に約三十人の兵士が飛び出した
総司令官「シン君、どきなさい」
シン「待ってください!彼女に殺意は全くないんです。やめてください!」
総司令官「…構わん。あの女を捕らえろ。殺さずにだ!シンの生死は問わない」
その言葉を聞いた兵士達はためらうことなく発砲してきた。
シン「くっ…マジで撃ってきやがった!…避けき…」
そのとき、シンめがけてとんできた弾は軌道を大きくずらしてはずれた
それと同時に兵士達のもつ銃兵器は全て壊れアカリは再び大きな翼を生やし、凄い速さでどこかへ飛んでいった。
最初のコメントを投稿しよう!