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シン「総司令官!どういうつもりです!彼女は…アカリは殺意なんてないんです」
総司令官「お前こそなにをしている。奴がどれほどの存在かわからんか!」
シン「どれほどの…どういう意味なんです?」
顔を真っ赤にして怒鳴り散らしていたシンは急に静まりかえる。
総司令官「奴は世界を…地球を滅ぼせるほどの力があるんだ。いや、正確にはそういう力を秘めていると言ったところか」
シン「地球を?アカリが?なんで…」
総司令官「幸いまだオメガのランクは低い。だから今のうちになんとかしようと考えているんだ」
シン「そんな…でも彼女は世界を滅ぼすなんてことは…」
総司令官「黙れ!おまえは反逆をしたんだ命まではとらんがしばらく牢獄で頭を冷やせ」
そしてシンは直線の長い廊下を歩かされ、牢獄に連れていかた。そして一切暴れることなく素直に牢へ入った。
それから四時間ほどたち…
***「シン、夕食だ」
食事がシンの牢にだけ運ばれてきた
シン「はい…ん?…カエデじゃないか!久しぶりだなおまえも遠征終わったのか!」
そこには金髪で長身のカエデというシンの真の親友がいた。
カエデ「久しぶり!ったくおまえは暗いのか元気なのかわかんねぇな。…あ、何があったか聞いたぜ。おまえらしいな」
**「ホントバカみたい」
シン「あ、レナ?いたのか?」
レナはカエデとは対照的な身長差で、うるさいくらい元気だ。
レナ「いたよ!最初から!」
シンとレナは幼なじみでカエデは小学校入りたてでレナとシンに出会いそれから十年の付き合い…付き合いといえば、レナとカエデは付き合っている。
シン「もぅ今日は疲れた。大体遠征帰りだったってのに…おまえらもそうだろ?もぅ休もう」
カエデ「そうだな。俺たちはおまえの味方だからな」
なんだよ急に…そう言おうと思ったシンだったが、あえて言わず、少しホッとした様だった。
シン「そうか、ありがとな。じゃ、お休み」
カエデ&レナ「お休み!」
翌日
なにやら慌ててシンの入った牢へ走るカエデとレナ
カエデ「シン起きろ起きろ!そこは起こさなくていいからお前が起きろ!」
シン「なんだよ、今いい夢見てたのに……へ?…どうした?」
カエデ「夢の内容気になるな!あ、ぃやそぅそう、アカリ?って言ったよな昨日の…やばいぞ彼女、なんとか早く助けないと」
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