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カエデが放出した雷で作り出したのは真っ黄色い鳥のような物体で、なにやら意志を持ってるらしい。
総司令官「おお!召喚系オメガか。放出量から見てそれはギガオメガかな?少し前にメガオメガを完成させたばかりなのにたいしたものだよカエデ君」
カエデ《この一瞬で見抜くなんて…さすがにすごいな》
オメガにはランクがありキロ、メガ、ギガの順に強力なオメガになっていく
もちろんギガの上もいくつもある
カエデ「そうです。こいつは雷鳥(らいちょう)って言って召喚系オメガっす。確かにこれはギガオメガです」
総司令官「ふっ、正直だな。それでなにをする気だ?私と闘うとでも言うのか?」
カエデ「そんなつもりはないっすよ!雷鳥に戦闘能力はそんなないんで。ただ一刻も早く伝えたいことがあって」
総司令官「伝えたい?なにを誰にだい?」
カエデ「………」
カエデは何も喋らずに雷鳥をシン達の元へと飛ばした
バチッ!
まさに雷のような目にも止まらぬ速さで飛んでいった
副司令官「総司令官!?いいんですか?今の話を誰かに伝える気ですよ」
総司令官「構わん。どうせシン君にでも伝えようとしてるんだろう」
カエデ《また見透かされた…》総司令官「まぁ、カエデ君。君には人質にでもなってもらおうかな?シン君とは仲良いんだしあの女はなぜかシン君を信頼しているらしいからな、きっと私の役にたつぞ」
カエデ「人質?なるわけないじゃないっすか!」
総司令官「なってくれと頼んでるわけじゃないんだよ。なってもらうんだ!力ずくでもな」
このとき総司令官はオメガを発動し、戦闘態勢になった
カエデはそれを迎え撃つ姿勢だ
総司令官「一つ言っておく。カエデ君、君では私に到底適わないよ!」
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