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「じゃぁ、自己紹介しろ。」
タケ先生に言われて、少し怠そうに顔を前に向ける転校生。
「……小野寺 啓斗(オノデラ ケイト)です。隣町から来ました。よろしく。」
第一印象はなんて適当な奴なんだろうと思った。
本当に必要な事しか言わない奴なんて実際に居るとは思わなかったから。(あっても、漫画の世界だけだし。)
しかも考えてみれば、空いてる席は私の隣にもある。一番後ろだからしょうがないって言えばしょうがないけど……。
まさかねぇ?
「じゃぁ席は……っと。古杉の横空いてるな。」
……来たよ。まさかの展開。
タケ先生、頼むよ(汗)
私のひそかな願いは聞き入れられず、小野寺は隣に座った。
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