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「はい!!」
ダダダダーっっ
『う~ん、Aチームの女子は~、かずえとゆい、まみ』
「ゆい~!まみ~!よろしく!」
キャプテンが言う
『どうしよ~!まみ、めっちゃ緊張してきた~』
ドキ…ドキ…
「ゆい?どうしたの?」
『えっ?あ、何でもないよ?頑張ろうね~!』
『次、Aチーム男子ね。
キャプテンと一瀬、あとお前ね!』
お前「先生~!!お前はないっすよ~!ちゃんと名前で呼んで下さいよ」
『あれ?名前なんだったっけ?笑』
あははは~
皆笑っているけど
私だけ固い表情になってるに違いない
だって……
一瀬君と
同じチーム
緊張する
心の中で格闘していると
『大丈夫?よろしくね』
一瀬君だった
「えっ?あ、よろしくお願いします!」
バシッ
「痛っ!!」
『ゆい?何そんな緊張してるの?リラ~ックス、リラ~ックス!!』
「ごめん②頑張ろう!」
『Aチーム集合!』
男バスのキャプテンが叫んだ
『皆、よろしくな~!!んじゃ、まず作戦立てようか』
私は無意識の内に
一瀬君を見つめてた
また
胸がドキドキし始める
(あ~、キャプテンが説明してるのに、ちゃんと聞かなきゃ)
ドクン、ドクン
(お願い!静まれ!!)
『いいか~?そろそろ始めるぞ!整列!!』
『「よろしくお願いします!!」』
『ピーッ』
練習試合開始の笛が鳴った
同時に迷いは消え
練習に励む私がいた
皆真剣
汗を流しながらボールを
追い掛けた
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