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【‥。どうしてなのさ。なんでダメなの?】 【いかんものはいかんのじゃ。】 長老はそれだけ言うと黙り込んでしまった。 長老はいつもそうだ。 僕に思いを消せと言う癖に,何故ダメなのか教えてくれない。 なんでなんだ? 僕がニンゲンになれば,全て解決すると思うんだけどな。 考え込んでいる間に森に着いた。 【クロ。ここじゃ。魔女が現れるのは。】 さっきまで黙っていた長老が呟いた。 【ここが‥。】 【良いか?魔女が現れたら恋心を消してもらうようにお願いするんじゃ!!!!】 長老が釘をさすように言っていると,急に辺りが光だした。 【うっ‥!!眩しいっ!!!!】 思わず目を瞑る。
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