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第一章 第一部 始まりはゆるりと…
一人の狂人の凶行により世界は狂人が操り始めた。
そして、世界は朽ち始めた。
始めに植物が枯れ、次に大気汚染、水質汚濁、ニート、怪異の出現、さらには障気が発生し、どんどんテクノロジィでは解決し切れない環境破壊が発生していた。
今や以前の様に繁栄した文明は死に、現在は幾星霜もの昔のテクノロジィしか無く、それも極々少数となっていた。
そんな中、一人の男が古の技術によって造られた七つの魔力を纏う武器を大成した。
七つの武器はその時最大の魔力を持つ魔術師達に渡り、事態を集束に導いた。
そして、時代は移り替わり、数百年後。
今や緑が茂り、空気は澄み、水は浄化され、若者は働き、怪異も消え、古の大戦を語る者も減り、血族のみがそれ知る時代。
再び怪異が現れ始めた…。
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