第二の女

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「彼女いんの?」 「いえ、いません。」 皆が宇崎に質問する中、私は少し離れて仲の良い先輩の翼さんと話していた。 「……アイツ続くと思う?」 「え?宇崎君ですか?」 皆の輪に目をやりながら、翼さんが頷いた。 「続いて欲しいとは思いますけど……。微妙ですよね……。」 「だな。……最近の奴らは根性がないからな。」 タバコの煙を吐き出す翼さんを見て吹き出した。 「翼さん、年寄りくさっ……。」 「なっ……。莉緒ちゃんと同じ年だろっ!!」
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