プロローグ

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玄関をでて階段をおりる。フーコの家までは、いつもはバスに乗ってそこから歩いて行くけど、今日はヨウスケがくれた、ボロボロのスクーターで行くことにした。 エンジンをかける、スクーターにまたがって、ゆっくりとスロットルを絞る。 目の前の道路少し走って、すぐに右に曲がる。 広い道でる。風が冷たい、でも嫌じゃなかった。 この街の風景をみながら、まっすぐに進んだ。この街は戦争のせいで、建設途中のビルが多い。なんだが不思議な気分になった。夢を見てる感覚だ。 そのまま20分くらい走って郊外に出た。長い一本道、周りには草原が広がっていた。遠くには山。どこまでも続く青い空。街とは風景がかなり変わった。 僕はこっちほうが、好きだ しばらく行くとフーコの家が見えてきた。僕はフーコの家の玄関前にスクーターを止めた。
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