promise,1

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「あなたにいくつか尋ねても良いかしら?」 「ええ、よろしいですよ。それと、私の事はユマと呼んで下さい、世羅様」 ユマは微笑んだ。 「じゃあ、ユマ。私はいつどの様に死んだの? 【ある事】しか思い出せないの。」 【ある事】とは【彼】との【約束】の事。 どうしてもこれだけは守りたい。 「……大変言いづらいのですが…どうしても知りたいですか?」 「もちろんよ、覚悟は出来てるわ。」 もう、恐いことなんてない。 今一番恐いのは私の存在が忘れられるんじゃないかということ。 「いいでしょう。 世羅様、貴女はご実家に居ました…」 ……――- 「お母さん、誕生日おめでとう!」 世羅様は、貴女のお母様の誕生日を祝っていました。 「ふふ、ありがとう世羅。」 「ねぇちゃん!ケーキ!!」 貴女の弟の遊馬(アスマ)様も一緒に祝っていました。 ……………しかし、 この楽しい時間はあっという間に終わりを告げました…。
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