ヒカルキセキは宝箱へ

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-NEO*one、 KAZZにコンタクト オニイチャンの血液の 結果報告 普通に人間の成分あり -ほんまに で、どこ行ったの? -SEED*one、自宅に向かいます 脳の隅から記憶が消えはじめました -ま、そのまんま その体におって あと家族もね -SEED*w~fiv、潜伏します -数、足りんくなったら また報告してな -SEED*six、ラジャア -NEO*one、近所中の猫の 生き霊が、オニイチャンの自宅に集まり始めました SEEDに警告要請 -SEED*w、ラジャア 猫の脳波辞典を注入願う -NEO*one、ラジャア NEO*wから放出する -SEED*w、ラジャア いつか必ず 俺と同じ世界に お前は帰ってくるから その時、その純粋さのまま 俺の目の前に現れるかな ヒカルキセキを見つけた それは 貌あるけど つかみどころがない つかんだつもりが 指の隙間から 消えてしまった 俺は人間'だから? それとも純情じゃないから 猫と恋仇になれない 恋仇がいやなら それでいい 恥ずかしいけど それがいい そこから永遠の友情が 生まれるのに ヒカルゲンセキを見つけた それはヒカルキセキ キセキはキセキのまま 姿を消した そのまま 大人になって また姿を現してほしい 恋よりも 君を選んだから だから選んだ形が 君を傷つけたかな なんて 俺の独り言は 君に届かないだろ? この気持ちを 君が知る頃 君は大人になっている チャイルドフット ティーンエイジャー 忘れたつもりはない つもりの 俺には苦い失恋と 同じ経験だ サヨナラ 大人か子供か わかんない、俺 つかみどころがない ヒカルキセキは 俺の胸の隅 現実には遠い彼方 宝物箱にかえっていった
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