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何時間歩いただろうか… 俺の目の前は真っ暗で何もない。 皮肉なものだ… 俺の人生と似ている。 すると、目の前の電灯がカチカチと光始める。 そして俺は誘われているかのようにそこに向かって歩く。 光っていたのは電灯ではない。 「彼女売ってます」 看板だ。 なぜこんな時間に? なぜこんなものを? 頭がいらぬことで悩まされる。 看板の目の前に来た。 何度読んでも「彼女売ってます」と書いてある。 少し疲れた… とりあえず俺はその看板の店のベンチに座った。
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