種と水

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    俺は一つの種を見つけた   なぜか俺はまだ芽すら出ていないただの種なのに何かを感じた   そして俺はその種の花を見たくて水を注いだ   すると種は直ぐに芽を出してくれた   嬉しかった   俺がまた水を注げばそれに答えるかのように   どんどん大きく成長していった   ついに蕾が出来た   そして俺は早く花を見たくてもっともっと水を注いだ   蕾は大きくなっていった         しかしそれは前触れもなく突然起きた         後は咲くのを待つだけだったはずの蕾が突然枯れ落ちた   枯れ落ちた蕾はまたあの時の種に戻ってしまった   俺は必死にまた水を注いだ   だが種はもう俺が注ぐ水では芽を出してはくれない     悲しかった     諦めれない諦めれるはずがない   だって俺はまだ君がどんな花を咲かせるか見届けていないから   だから俺は諦めず今もこれからも君の花を見るために水を愛情を注ぎ続ける   何十年掛けてでも.....   これで終わったわけじゃない   今始まったんだ.....      
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