プロローグ

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彼女は約束してくれた。 ずっと傍にいてくれると。 なのに傍にいない。 なら、俺が彼女の元に行けばいいのだ。 だから走った。 ただひたすら走っていた。 廊下が階段へと変わった。 俺は階段を急いで降りた 。 急いでいたせいで突然足を踏み外して転んでしまった。 俺はすぐに立ち上がった。   意識が遠のいてゆく感覚に襲われながら。
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