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「あの日飛び出した~、この街と君が~正しかったのにね~。」
自分で言うのもおこがましいが、声の質が本人に似ていると言われた事がある。
めちゃくちゃ嬉しかった。
そろそろ終盤に差し掛かろうと言うときに、ふと綾千代に目を向けた。
「何泣いてんの?!」
あたしは綾千代の顔を見て驚き、唄うのを忘れ叫んでいた。
その声にビックリした二人も綾千代の方に顔を向くと驚いた顔をしていた。
綾千代は静かに涙を流していた。
声も上げず、拭くこともなく…。
一体どうしたっていうの?!
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