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「いや、別にいいんだけどさ。いつから待ってたの?」
「12時少し回ったくらいからですかね…。」
えぇー!今5時だよ?!軽く4時間以上待ってんじゃん。そんだけ待たれると物色されてないか不安…。
ん?なんかモジモジしだしたぞ…。
「あ、あの鞠緒さん、赤とか黒の下着は少々過激かと…まだ17ですし…。」
そういうと顔を赤らめながら、手で隠した。
てか、やっぱりかー!!
こいつ物色してやがったな!!
「ちょ、ちょっと!勝手に物色したの?!あたしの部屋の中!やめてよ!」
「ご、ごめんなさい。でも、許婚ですもの、わたくしだって知る権利はあると思いまして。」
はい?
い い な ず け ?
何の事だよ。
「ちょっと待って。今何て?」
もう一度確認の為に聞いてみる。
「え…許婚ですから、知る権利もあると…。」
やっぱ言ってたーーー!
意味不明。意味不明。
あたし女だよ?女だよね?見た目男みたいだけど女だよ、うん。
てかそんな話し一つも聞いてないし。
しかも何であたしの許婚が女なんだよーーー!!
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