516人が本棚に入れています
本棚に追加
『今から、凡そ50年程前にやって来た一人のケルフが倒したドラゴンの剥製だ。そのケルフの名は【アマノ・ヤスヒラ】偉大な勇者の一人だ』
『天野・安平(あまの・やすひら)だと?60年以上前に行方不明になった俺様の爺さんじゃないか。この世界では生きていたのか…』
『なんとお前の先祖の一人だったのか…』
『それで天野安平は、今どうしている?』
『現役だよ。このギルドの【ギルド・マスター】だ。ついてこい奥の部屋だ』
『ああ…』
筋肉質な男は。たっぷりと汗をかきながら奥の部屋に案内した
ギィィイ
重い観音開きの扉を開き筋肉質な男は
【マスタールーム】に案内した
『ようこそ。お前が帝か…。よく似ている。妻と同じ瞳の色だ』
そう俺様の瞳は
左右で瞳の色が違う
右の瞳はブルーで
左の瞳はレッドだ
俺様の一族の中でも、この瞳を持つのは。俺様をのぞけば。この世界に生きていた俺様の爺さんと。亡くなった婆さんだけだ
『まさかこの世界で初孫の顔を見るとはな…』
亡くなった婆さんの話では。この爺さんは、戦時中に戦闘機のパイロットで戦闘中に行方不明と言っていた
『これも天野の血族の宿命か…』
最初のコメントを投稿しよう!