勝手にファンタジー

序章

『婆さんは…亡くなる直前までアンタは、何処で生きている…と』
『そうか…』

爺さんは深く息をすいこみ、そして息をはいた
『金成(かねなり)は、元気か、どんな嫁をもらった？』

天野金成(あまの・かねなり)は俺様の親父だ。だが、あの男は商売はうまいが。人間関係で人と仲良くするタイプには、どうしても思えない。

『元気だ、相変わらず頭の中で算盤を弾いている。嫁は政治家の娘で母方のじじいはゆくゆくは総理になるんじゃないかと噂が…』

『すまない。お前には苦労をかけた…』

『さて。内輪の話は、ここまでにして本題に入ろうか』

『ああ。頼む、ギルドマスター』

爺さんの説明によると
ギルドとはこう言うシステムらしい

【ギルド】

傭兵やハンターを雇い。賞金首や危険なモンスターを退治することを生業とした組織。それらの依頼を【ミッション】と呼び。依頼を成功させるとミッションの難易度に応じた褒賞金がもらえる(場合によっては貴重なアイテムが)

【ギルド】を管理しているのは、ポッケ村の近くにある【サンクレスト王国】で場合によっては魔王軍との戦いがギルドのミッションに依頼される場合がある