序章

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『ハァアアッ‼』 爺は自分の周りに【まじない】のような呪文を唱えて気合をためた みなぎるパワー 虹色に輝く爺の身体 爺はそのままの体制で武器を構え直した 『小僧、お前は民間人を守れ。魔物はワシがやる』 『解った』 俺様は子供をかつぎ無理矢理、戦場を離れた 何故なら 今の俺様では あの爺どころか あの魔物にすら かなわないと 理解したからだ 『ガーゴイルですね~🎵上級モンスターの一匹ですよ』 闇の妖精が思い出したようにコメントした 爺は独特の構えから 鉄棍をふりかざした 俺様にはその一瞬の動作が見えなかった どうやら この世界には 俺様の知らない 戦い方があるとしか 思えなかった ズハババッ‼ 『ギィイーイャア‼』 ガーゴイルは呻き声を残して消えた 爺がGを回収して爺の巾着に入れて俺様に投げてよこした 『ボーナスじゃ。遠慮なく受けとれ』 『爺、今の技は…‼』 ガタッ コツコツ パシッ‼ 俺様はいきなり 貴族のようなドレスを着た少女に頬を打たれた 『この臆病者ッ‼自分は戦いもせず逃げ出すなんて』 爺と意識がある兵士たちが平伏した 『クリシュナ姫ッ‼』
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