516人が本棚に入れています
本棚に追加
『ハァアアッ‼』
爺は自分の周りに【まじない】のような呪文を唱えて気合をためた
みなぎるパワー
虹色に輝く爺の身体
爺はそのままの体制で武器を構え直した
『小僧、お前は民間人を守れ。魔物はワシがやる』
『解った』
俺様は子供をかつぎ無理矢理、戦場を離れた
何故なら
今の俺様では
あの爺どころか
あの魔物にすら
かなわないと
理解したからだ
『ガーゴイルですね~🎵上級モンスターの一匹ですよ』
闇の妖精が思い出したようにコメントした
爺は独特の構えから
鉄棍をふりかざした
俺様にはその一瞬の動作が見えなかった
どうやら
この世界には
俺様の知らない
戦い方があるとしか
思えなかった
ズハババッ‼
『ギィイーイャア‼』
ガーゴイルは呻き声を残して消えた
爺がGを回収して爺の巾着に入れて俺様に投げてよこした
『ボーナスじゃ。遠慮なく受けとれ』
『爺、今の技は…‼』
ガタッ
コツコツ
パシッ‼
俺様はいきなり
貴族のようなドレスを着た少女に頬を打たれた
『この臆病者ッ‼自分は戦いもせず逃げ出すなんて』
爺と意識がある兵士たちが平伏した
『クリシュナ姫ッ‼』
最初のコメントを投稿しよう!