勝手にファンタジー

序章

その日は特別な日だった

学校で退屈な授業を終えてから俺様は愛車の白のポルシェをドンキホーテの駐車場につけた

予報では晴れていた空は徐々に曇りはじめ。轟く雷鳴、滝のような集中豪雨。
俺様は車の中で待機していた

リリーに連絡をとり傘を届けさせる為だ

しかし
運悪く俺様の車は落雷の一撃を受け、そのショックで俺様は意識を失った

次に意識を取り戻すと俺様は見たこともない静かな森の中で倒れていた

第一話『召喚』

『ここは何処だ？』

見たこともない巨大な植物たち

びっしりと生えた緑のコケ。大地を這う小さな虫

そして
それは不意に現れた

『あれれ～新しい【ゲスト(旅人)】ですか？』

そいつはまるで
ゲームやアニメで小説で語られるような妖精だった
黒い帽子に黒いローブ
虹色に輝く四枚の翼

『お前は何者だ？』

俺様は極めて冷静沈着に対処した

『あれれ～。貴方は私の姿が見えるんですか。女神様が言った通りですね～🎵』

『俺様の名は天野帝。見ての通り人間様だ。お前名前は？』

『私は名前はエルムちゃんです。闇の妖精の一匹ですよ～🎵』