516人が本棚に入れています
本棚に追加
『妖精か…面白い。俺様を早速、女神様とやらの所へ案内しろ』
『あれれ。今回の【ゲスト(旅人)】は理解が早くて助かります~。こちらですよ~🎵』
闇の妖精はヒラヒラと蜻蛉のように深い森の中を案内した
滴る朝露
濡れた地面
空は巨大な樹木に覆われて見上げることはできない…
『こちらですよ~ご主人様~』
妖精は一際大きな樹木の前で静止した
その樹木には
こちらの世界の言葉のような記号と文字
そして
周囲を囲む『結界』で守られている
一目でこの樹木がこの世界で大切に扱われているのが解った
樹木の前に石像がある美しい女性の石像だ
ミケランジェロか
ダ・ヴィンチか
それは俺様の価値観でも価値のあるモノだと理解できた
そして
その石像から伝わる
このエナジー
『聞こえますか。天野・帝』
『俺様の名前を呼び捨てにするな【様】をつけてもらおうか』
『…失礼。帝様』
『お前の名前はなんだ?』
『私の名前は【オルフェリア】幻想世界【エイジア大陸】を想像した神の一人です』
『異世界か…俺様には関係のない世界だ。キサマに興味もない。単刀直入に話せ』
『解りました…帝様』
最初のコメントを投稿しよう!