誠の不幸

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「トリャッ!!!」 ドカッ 「次!!!」 とある東京にある古ぼけた道場 そこには【谷口道場】とかいてある 「誠姉ちゃん。今日も慌ただしいなぁ」 誠が次々と竹刀で子供たちを鍛えていく 「怖いよなぁ…あれは女じゃねぇよ」 「確かに…女じゃないな」 「誰が女じゃないって…?」 「「ヒッ!!!?」」 男の子二人が後ろを振り返ると青筋をたてて怒っている誠の姿が… ダッ 「逃がすか!!!」 逃げようとした二人のえりをつかみニッコリと笑う 「みんな頑張っているのに二人でペチャクチャ楽しかったー?」 「こぇぇ…!」 「ま…誠姉ちゃん強いじゃん…こ…高校生だし絶対勝てないよ」 「当たり前でしょ!小学生相手に本気で戦うわけないじゃない。必要なのは強い相手に向かってく志。あんたたち二人にはその気持ちがみじんもないわけ?」 ため息をつきながら誠がいった ボソッ 「おにばばぁ…」 その後すぐに一人の男の子がつぶやいた
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