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『もうなんでもいいけどおかえり誠ーーーー!!!』
原田がそういうとみんなが誠に抱き着いていた
「よらなくていいの?歳」
「あほか…」
ニコニコ笑いながら指をさす近藤に土方は冷たく笑った
「帰ってきてくれてホッとしてるくせに~」
近藤が冷やかすようにそんなことを言うと
「…そうだな」
と土方がいったので近藤は目を見開いた
珍しく素直だ
これが近藤の心の声である
「…なんだか山南さんが笑った気がするよ」
「だな…」
二人は微笑むと誠が囲まれている輪をみていた
ふと誠も土方の方をみる
ニコリと誠が微笑み土方は口端をあげていた
戻ってきてくれて
本当によかった
土方はハッと笑うと
らしくない
なんて呟きながら誠が戻ってきて喜んでいるみんなをみつめていた
山南さん…
あいつのおかげで俺はあんたの死を
素直に悲しめたぜ
月の光りが屯所を照らす
まるで山南が土方に返事をしたように
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