恋の道

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山南さんの部屋…綺麗 障子をあけると書物があるけれど整理してあるし綺麗な部屋をみてびっくりした これが男の人の部屋? 前にみたときは必死だったからよくわかんなかったけどこんなに 「…まこっちゃん?」 「あぁ!ごめんごめん!やろっか明里さん!」 私が慌てたようにそういったら明里さんはニッコリ笑って腕まくりをした 「さぁ…はじめよ」 明里さんはどこか嬉しそうでニコニコしながら山南さんの物に手をふれた 「書物なんかはうちがもっててもしゃあないし欲しい人がもろたらええと思う。着物はなんや名残があるからもろとこ。あっ」 淡々と事を進める明里さんはあるものをみて頬を染めた 「なぁに?なにかあったの?」 私が除きこむとそこには紙の山綺麗に整理されたものとぐちゃぐちゃにしてあるものに別れていた 「うちがあげた恋文やわ」 嬉しそうにそういった明里さん 「じゃあこっちは?」 整理されてあるのとは違って丸めてある紙を指差す 「なんやろか…」 明里さんはそいいいながら紙を開いた
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