恋の道

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明里さんと近藤さんと私は山南さんの部屋から出た 和やかな雰囲気で歩いていたのだけれど 「…どうも土方はん」 冷や汗を流したのはきっと私だけじゃない 近藤さんもひきつってるし 土方さんはわざわざ嫌われるようなこと言うし明里さんにはそれがしゃくにさわるんだろうし いくら明里さんが温和だからって出来れば…何もないことを願いたい 「どうも…」 「大事なまこっちゃんを連れ出してしまい…本間に申し訳ありませんでした」 …へ? 誠が首を傾げている横で近藤は驚いていた 「…何…屯所が静かになって喜んでいたのに帰ってきたのでびっくりしていたところですよ」 「土方さん!失礼!!!」 何さ何さ でていくとき腕つかんだくせしてさ!!! 「あらまぁ…ほんならまこっちゃん連れていってもええんですか?」 明里さんが喧嘩口調なのはきのせい…だよね? 「……ご勝手に」 「あないに血相かえはるくせして?」 いや… きのせいじゃない やっぱり喧嘩口調だ!!!
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