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「原田のやろぉ…出任せだったら承知しねぇからな」
ぶつぶつとものをいいながら進む土方
たく…あいつもあいつだ
男の横になぜ警戒もなしに入るんだよ
なんて考えながら土方は沖田の部屋の前にたどり着いた
「総
『ちょ…沖田さん!やめてください』
『どうしてですか?』
『そんなとこ触んないで…きゃ!!!』
土方は一瞬固まったが我にかえると急いで障子に手をかけた
「なにやってやがる!!!総司!!!!!!」
開けたその先に見えた誠の涙目
土方はまたしても固まった
「土方さ…ぶひゃひゃひゃ
「何かようですか?」
誠の脇の下にある指を動かしながら冷たく言い放つ沖田
「…も…やめてぇぇははははは」
「なにしてやがる…?」
「なにってこちょこちょですけど」
沖田が手をとめて誠は涙を拭った
「もう!!!沖田さんの馬鹿!」
「ハハハ!だって誠さん少し触っただけでくすぐったがるんですもん」
二人の会話はさておき誤解をしてしまったのにやるせなさを感じた土方は咳ばらいをしていた
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