恋の道

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「返せ!!!総司!」 土方さんの顔はまさしく鬼で怖いのだけれど沖田さんが全く怯むことはなかった 「全くそうカッカしてたら頭爆発しますよ土方さん」 「も~沖田さん!!!」 私がポカポカと沖田さんを叩くと斎藤さんと平助くんがぼんやりと歩いてきた いつのまにか観客が増えている 「誠…テメェも読んだのか」 「いやぁの…」 「読みました!あのへったくそな俳句」 巻き込まないでぇぇえ 沖田さんの発言に私は心臓がとまりそうだった 「…副長…誠は関係ない。顔にかいてある」 泣きそうになっていた私をみかねてか斎藤さんが救いの手を差し出してくれた 「確かに誠さんは優しいもんね~」 平助くんも天使みたい 「…斎藤さんも藤堂さんもうるさいなぁ」 「とにかくなんでもいい!!!それを渡しやがれ!!!」 沖田さんも頑固だなぁ 意外に気に入ってたりして 「誠が可哀相だ沖田さん…」 斎藤さんが睨む もう!!!なんか人がふえてきて身動きがとれない!
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