松本良順

6/26
前へ
/440ページ
次へ
「…松本先生ぇぇぇ!!!」 声がしたからきっと部屋からでてきたんだろう 近藤さんが嬉しそうに走ってきた 「ハハハ!近藤!元気かー!?」 その近藤さんの姿にニッコニッコ笑いながら松本先生って呼ばれた人は近づいていった 「…医者ですね…少しばかりか薬の匂いがします」 山崎さんは手をとめて私と沖田さんにいった それを聞いていた松本先生もこっちをむいた 「おめぇ…随分鼻がきくな。名前は?」 「……山崎丞です」 松本先生は山崎さんをジロジロ観察して肩をポンと叩いた 「近藤。こいつは隊士か?」 「え?はい彼は監察です」 投げかけた質問に返事が返ってくると松本先生はニンマリ山崎さんに笑いかけた 「監察といえば冷静かつ素早い判断が必要。おまけに鼻はきく。あせらず何事もやりこなしそうだな」 わぁ凄い この先生一発で山崎さんがどういう人かあてちゃった 「あの…」 「決めた!山崎!お前は今日俺を手伝え!」 まだ何をするかも理解していないのに 主語がない先生だなぁ
/440ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5560人が本棚に入れています
本棚に追加