松本良順

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「いやよぉぉお!!!どこのやからかしらないやつに私の肌をみせるなんてぇぇえ」 「ぁあうるせぇ!!!ついてくんな!!!」 鈍いと言うことに反論する暇もなく騒ぎ声が聞こえた 多分伊東さんといや確実に伊東さんと土方さん 「離せ!!!」 「きゃぁぁ」 バタン 私の推測でいくと縁側に伊東さんが押されて落ちてその隙をみて土方さんが入ってきたとみた 「ぉお!近藤が惚れ込んでいる副長ってお前だろ」 松本先生は土方さんがはいってくるなりそう言った 土方さんは着物を脱ぐと 「俺の方があの人に惚れ込んでいます」 と訂正していた 「成る程。両想いか」 ハハハと先生の笑い声が広間に響いた 土方さんあれから話してないな 話したいなぁ そんなことをおもいながら見ていたのにあっさりと目をそらされた なんかよそよそしい 「どれどれ。近藤の有力すぎる戦力の体調は…」 私の気持ちとはよそに土方さんの診断は始まっていた
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