誠の不幸

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シンッと静まり帰る道場 誠もすっかり夢の中にいた 「スゥ…スゥ」 寝息をたてて夢を見る 「………………」 誰? 誰かがしゃべってる 「…だから……せ…は」 だけど… 所々途切れてて… 全くわかんない 様子からすると三人ぐらい誰かがいるみたい そんな風に油断した矢先だった ドンッ!!! 「だから勝ちゃんは甘いんだ!!!」 ガバッ その声に起こされたかのように誠は布団から飛び起きた 「び…びっくりした…なんかいきなり怒鳴られたし…」 夢とはいえリアルでこっちまで驚いてしまった そんなことを考えながら時計をみる 「もう…7時か…」 誠は伸びをして布団からでた もう既に誠の頭の中にさっきみた夢なんてなかった。
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