164人が本棚に入れています
本棚に追加
それから幾日が過ぎ、千春は皆と大分打ち解けていった。
「━と、言うわけだ!!彼女、進藤千春を我が部の新たな部員として、加えたいのだが、いかがだろうか!?諸君等の意見を忌憚なく聞かせて頂きたい!」
「レナは異義なーし♪」
「おーほほほ!はたして千春さんに、わたくしの相手がつとまりますかしらー?」
「みぃ♪千春は負けまくりでかわいそかわいそなのです。」
「え?えっと…?」
あまりに突然の話に、千春は着いていけず困惑していた。
「あ、あの!何の…お話ですか?」
千春がおずおずと切り出すと魅音はフフンと不適に笑い、クルッと回りビシッ!!と人差し指を向けた。
「我が部はだなー!時には順境!!あるいは逆境からいかにして━」
「つまりみんながゲームをして遊ぶ部活ですよ♪」
梨花がにぱー☆と笑いながら実に的を経た答えを言ってくれた。
おかげで行き場を失った魅音の言葉は、所在無さげに口をパクパクさせていた。
最初のコメントを投稿しよう!