幻縁編

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それから幾日が過ぎ、千春は皆と大分打ち解けていった。     「━と、言うわけだ!!彼女、進藤千春を我が部の新たな部員として、加えたいのだが、いかがだろうか!?諸君等の意見を忌憚なく聞かせて頂きたい!」   「レナは異義なーし♪」   「おーほほほ!はたして千春さんに、わたくしの相手がつとまりますかしらー?」   「みぃ♪千春は負けまくりでかわいそかわいそなのです。」   「え?えっと…?」     あまりに突然の話に、千春は着いていけず困惑していた。     「あ、あの!何の…お話ですか?」     千春がおずおずと切り出すと魅音はフフンと不適に笑い、クルッと回りビシッ!!と人差し指を向けた。     「我が部はだなー!時には順境!!あるいは逆境からいかにして━」   「つまりみんながゲームをして遊ぶ部活ですよ♪」     梨花がにぱー☆と笑いながら実に的を経た答えを言ってくれた。   おかげで行き場を失った魅音の言葉は、所在無さげに口をパクパクさせていた。
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