幻縁編

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「んじゃあ、始めはオーソドックスにジジ抜きでいいよね?」     この言葉を皮切りに、私のゲーム強制参加は決った。     「ニッシッシ…これで、上がりだぁぁあ!!」   「う、うぅ…」   「おーほほほ!これで上がりですわぁ!!」   「ううぅ…」   「上がりなのですよ☆」   「うううぅ…」   「ごめんね?千ぃちゃん、上がりなんだよ…だよ」   「ううううぅ…」     また、負けた…     「これで千春は5連敗なのですよ☆」     梨花ちゃんが意気揚々と手製のランキングボードに順位を書き込む。     「おーほほほ!もはや、罰ゲームは決まったのも同然ですわねー!!」   「千春ちゃん、まだまだだね~。ニッシッシ♪」   「千ぃちゃんごめんね?千ぃちゃんごめんね?」   「ううううううぅ……」     私は、5戦して全てビリだった。 まるで、みんな私のカードが何だったのか判ってるみたいに…。     「じゃあ罰ゲームを決めないとねぇ?」     魅音ちゃんがニヤニヤ笑っている。 ちょっと怖い。     「は、初めてなんだから優しいのにしてあげよう?」     レナちゃんが私の不安顔を汲み取ってくれたのか、みんなに提案をしてくれた。
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