164人が本棚に入れています
本棚に追加
「んじゃあ、始めはオーソドックスにジジ抜きでいいよね?」
この言葉を皮切りに、私のゲーム強制参加は決った。
「ニッシッシ…これで、上がりだぁぁあ!!」
「う、うぅ…」
「おーほほほ!これで上がりですわぁ!!」
「ううぅ…」
「上がりなのですよ☆」
「うううぅ…」
「ごめんね?千ぃちゃん、上がりなんだよ…だよ」
「ううううぅ…」
また、負けた…
「これで千春は5連敗なのですよ☆」
梨花ちゃんが意気揚々と手製のランキングボードに順位を書き込む。
「おーほほほ!もはや、罰ゲームは決まったのも同然ですわねー!!」
「千春ちゃん、まだまだだね~。ニッシッシ♪」
「千ぃちゃんごめんね?千ぃちゃんごめんね?」
「ううううううぅ……」
私は、5戦して全てビリだった。
まるで、みんな私のカードが何だったのか判ってるみたいに…。
「じゃあ罰ゲームを決めないとねぇ?」
魅音ちゃんがニヤニヤ笑っている。
ちょっと怖い。
「は、初めてなんだから優しいのにしてあげよう?」
レナちゃんが私の不安顔を汲み取ってくれたのか、みんなに提案をしてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!