幻縁編

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梨花は、レナと千春のやり取りを見つつも困惑していた。     「…今までこんな事無かったのに…あり得ないわ…この世界は今までの世界と違うと言うの?」     梨花の疑問は、誰にも聞こえず、やがては空中の中に溶け込み消えていった。   いや正確には一人には聞こえていたが、どう答えて良いか分からず黙り込んでいた。     「……魅音さんに沙都子ちゃんですね?こちらこそ、宜しくお願いしますね」     梨花が、ふと気付くと魅音と沙都子も自己紹介を経ていたようだ。 どうやらレナが代わりに紹介してくれているらしい。   …と言う事は、次は自分か…。   そう気付いた梨花は、レナに紹介されるとニパー☆と笑い、簡単な自己紹介を済ました。     それからは通常通り、授業は進められそして休憩時間になった。
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