†創世記

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地は混沌であって,闇が深淵の面にあり,神の霊が水の面を動いていた。 神は言われた。 「光あれ」 こうして,光があった。神は光を見て,良しとされた。神は光と闇を分け,光を昼と呼び,闇を夜と呼ばれた。夕べがあり,朝があった。第一日である。 神は言われた。 「水の中に大空あれ。水と水に分けよ」 神は大空を造り,大空の下と大空の上に水を分けさせた。そのようになった。 神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり,朝があった。第二の日である。 神は言われた。 「天の下の水は一つに集まれ。乾いた所が現れよ」 そのようになった。 神は乾いた所を地と呼び,水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て,良しとされた。 神は言われた。 「地は草を芽生えさせ,それぞれの種を持つ草と,それぞれの種を持つ実をつける木を芽生えさせた。神はこれを見て,良しとされた。 夕べがあり,朝があった。第三の日である。
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