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『ちょっとごめんね…荷物取らせてもらってもいい?』
突然声をかけられたから驚いた…
「え?」
『ごめんね…ここ俺の席なんだよね…』
ばつが悪そうに言う
「ぁ…すみません…邪魔ですよね…どきますよ」
すごく焦った…焦りすぎだしテンパりすぎてあたふたしていた私を見て彼が笑い始めた…
『っ…あはは…君面白いね。かなり…1年生?』
「っ…はい////」
勢い余って立ち上がってしまった。彼は余計笑い始めた。
『吹奏楽強いから練習大変だね…頑張ってね』
「ありがとうございます////」
ずるいよ…そんな笑顔向けないで…好きになりそう…
「せんぱ…『愛理~合奏やるから来て(部活の先輩)』はぃ…すみません…失礼します」
そう言って私は合奏へ向かった。
『ちょっ……手帳わすれてる…』
…その手帳は部活の予定とその日のメニューと反省などがかかれている手帳…手帳のプロフィールの欄には私のプロフィールがぎっしりと書かれていた。
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