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むか~しむかし
ある所に赤ずきんちゃんと言う
それはそれは可愛らしい女の子がおりました……
「いってぇきまーす!!」
赤ずきんちゃんはお母さんに頼まれ
森へ【苺】を取りにに出掛けました
「苺をたくさんとって美味しいジャムを作るのだぁ~♪」
右手をお空へパンチし
テンション高々に足を進めて行く赤ずきんちゃん
今日もパワフル元気です!
森に着くと
山苺が沢山なっていました
「ワァーvV苺がたくさんあるぅ~♪」
さっそく苺をカゴへと入れていく
イチゴ♪イチゴ♪イ・チ・ゴ~vV
ふんふん♪
鼻歌を鼻ずさんでいると
「手伝ってやろうぉか?」
声をかけて来たのは一人の青年
その青年の頭には二つの大きな耳がピョコンっとはえ
後ろからは見え隠れするフッサフサの尻尾がありました
彼はオオカミさんです
「Σオオカミさん!!?」
うぁ~vV
耳触りたいなぁ~vVvV
とか考えて自分の危機的状況を忘れてた!!
「えっ…あぁ…お、お願いします」
ってついお願いしちゃったよ~ιι
「クスっまかせろ!」
何かされるのではないかとビクビクしていた赤ずきんちゃんでしたが
オオカミは言葉どおり苺を集めだした
…あれっ?
オオカミさんて実は良い人なのかなぁ~??
オオカミの噂では悪い噂ばかり聞いていた赤ずきんちゃん
意外にオオカミさんは良い動物なんだ!
と自ら側により苺を摘みだした
「おまえ赤ずきんだろ?」
「うん、アナタはオオカミさんでしょ?」
「そうだ、おまえは俺が怖くないのか?」
『怖くないのか?』 って…
もしかして、オオカミさんは怖がって欲しかったのかなぁ~???
でも、こうやって手伝ってくれててぇ~
…………
怖くはない…よなぁ~
「ん~怖くないよ!だって優しいでしょ?」
「!?…俺が…優しい?」
「うん♪だって苺を摘むの手伝ってくれてるじゃないvV」
ニッコリ笑顔をオオカミに向ける
「…/////」
赤い顔のオオカミ
「顔赤いよ?」
ひょいっとオオカミの顔を覗き込む
「あんまり顔近が付けると、キスするぞぉ!」
赤くなっていたのが元のにもどると
赤ずきんちゃんの耳もとで囁き
フッっと息を吹き掛ける
「ひゃっっ!///」
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