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ヒナタはトモキの服などを整えると自分の乱れた衣服も整えていく
「また来いよトモキ!あっ…でも明日はムリだわぁ~たまには部活に顔出さないとだしぃ~」
「はぁ?部活…?」
(オバケの学校のか?)
「あぁ、オマエら小学生とは違って中学には部活があんだよ!何だかしんねぇけど絶対何処かの部活に入部しなきゃなんねぇ~の!マジだりぃぃぃ」
「えっ?えっ?ちょっと待って!中学ってドコの?ヒナタってココに住んでるんじゃないの?」
全然ヒナタの言っている意味が分からないトモキ
話が進めば進むほど頭の中が混乱していくばかり
「はぁ~~!?なんで俺がココに住むんだよ!家あるっつぅーの!中学ってこの裏にある中学校だよっ」
えっ!?
ココ(旧校舎)に住んでない?
家は別にある?
裏の中学校…?
どゆこと???
「あのぉ~、改めて聞くけど~…ヒナタってオバケとか妖怪とか魔物とかって言うアレじゃあ………」
「何言ってんだオマエ?俺は生身の生きた人間ですけど?」
(こいつ頭大丈夫か?頭可哀想なヤツなのか?)
………………
……………
………
……。
はぁあああぁあぁぁぁぁああぁ~~~!!!!
「何だトモキ、俺ことオバケか何かと勘違いしてたのか?どぉりでビビリまくりだった訳だ!」
「………。」
「悪かったな期待を裏切って!」
「はっ!そう言えばミミ!耳が頭にって…アレ?」
耳がない……
コレは~………
寝癖?
「あ~コレは寝癖だな。俺よくココでサボって寝てんだよ、今日は寝過ぎてよー起きたらトモキ泣いてっし」
「なぁ…サボリιι」
(見間違ぃ…)
「そんなガッカリすんなよ!トモキはオバケに会いたかったのか?」
とっとんでもない!!
ブンブンと横に首を振る
ボクは無理矢理ココに閉じ込められてって……
「あぁぁぁっっ!!」
「Σなぁっ!いきなりデッカイ声出すんじゃねぇ~、俺のデリケートな心臓が破裂するわぁっ!!」
(ビクゥーッ!!ってなったわっ!)
「ゴメン…ってかボク好きで旧校舎に入った訳じゃないんだよ、無理矢理入らされたんだ……;」
そこからボクは
ヒナタに此処までの経緯を話した
「なんだ~そうだったのかい、そうだったのかい」
↑ややオバァちゃん口調
「…ぅん」
(お婆ちゃん?)
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