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いきなりの自己紹介に顔を上げる
バチッ!!!
目がモロに合ってしまった
レオの目は
とても綺麗な琥珀色をしていて
見ているだけで吸い込まれそうになる
「聞いてる?」
ハッ!!
見とれてた!
完全に見とれてたヨ私!!
「私は、明里(アカリ)っていうの!」
見とれていたのを誤魔化すように
少し大きめの声で言ってしまった
「明里、ね。クスッ」
しばらくするとレオの家に着いた
「はぃ!到着♪」
「あ、ありがとう」
高級そうな黒の革張りのソファに座らされる
「救急箱取って来るから待ってて」
「うん」
レオが救急箱を取りに行く間キョロキョロと部屋を見渡す
しっかしキレイな部屋!
レオって潔癖症?
「おっしゃれなだなーvV」
モノトーンを貴重としたデザインで
一つ一つが高そう!
レオってお金持ちなのかなぁ~?
色々と模索していたらレオが戻ってきた
「足出して」
言われた通り怪我をした右足を出す
応急措置(?)のおかげか血わ止まっていた
消毒液を塗り大きい傷テープを張ってもらった
「コレで良しっ♪」
「ワァ、ありがとうvV」
ニッコリ微笑んでお礼を言う
トサッと隣に座りるレオ
「ところで、明里ってぇ~…この世界の住人じゃ…ないよなぁ?」
Σあぁ゛!!!
重大な事を忘れていたヨ!!
「そっそうなの!何故かは分からないけど家のクローゼットを開けたらね、さっきの所に立っての!!何で?」
「何で?って言われても俺にも分からないさぁ、初めて見たし耳や尻尾がないヤツ」
レオも分かんないだ
っつかコノ世界はアニマル耳や尻尾が普通なんだぁ……
どうりでジロジロ見られてた訳だιι
「行く所、ないのか?ないなら好きなだけウチに入れば良い」
「Σえっ!?」
イャイャ!
見ず知らずの異世界の人間を簡単に受け入れちゃうの?
「わ、悪いょ…」
「でも行く所ないだろ?どうするんだよ~」
「そ、それは~……」
「はぃ!決定ぇ俺ん家滞在ね!」
「ぇ!私に拒否権は?」
「ない!」
拒否権ないのかよっ!
良い人だけどワガママだなおぃっ!!
嬉しぃけど複雑ダヨ~ιι
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