9.Up Down Dawn

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「じゃあ私、また出るから留守番……よろしくね」 「わかった。行ってらっしゃい」 母さんは空になった皿を流しに持っていったあと、そのまま出口のドアノブに手をかけた。 「日付が変わるまでには帰るから」 「うん。わかってる」 ドアが閉められる音を最後に、部屋がシンと静まった。 「なんで……」 『ごめんね大ちゃん』 『ごめんね大輔』 『ごめん……私が推せんしたりするから……』 「なんでみんな謝るんだろうな」
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