五章~静かな日々の階段を~

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もうすぐサヤの大学卒業式、サヤからは連絡がない、ゆかりからは毎日のように電話、メールがくる、、、 なんなんだこんな毎日、 ある日貴から連絡があった。 貴「久しぶり~今日暇?」 マサト「お~大丈夫だよ、仕事の後だからいつもの店でいい?」 貴「了解、たまにはゆっくり飲もうや」 久しぶりに会う親友、貴には相談はしてない、昔からの仲だから情けなくて言えずにいた。 貴「久しぶり~」 マサト「久しぶり~元気かぁ」 貴「いや俺は毎日ウハウハだけど、どうしたヤツレテルよ?」 マサト「大丈夫だよ、今日飲もうぜ」 貴「…」 二時間後 マサト「でよ~部下がなぁ、、、 貴「相変わらず酔っ払いだなぁ」 マサト「聞いてんなかぁ?」 貴「聞いてるよ、何があった?サヤはどうした?」 マサト「…別れた」 貴「なんで?お前なんで何にも言わないんだよ、明らかに未練あんじゃん」 マサト「…(どうせここまで落ちたらどうでもいいか)」 すべて話した、貴に相談しなかった理由も。 貴「なるほどね、、今サヤは?」 マサト「まだ地元だと思う、、、」 貴「ふ~ん、たしか仙台だよな?」 マサト「そうだけど、もう終わったんだよ、なっ飲もうや明日から冬休みだし、驚異の5連休」 貴「いや、今日は帰ろう、これ以上飲まないほうがいい完璧にヤケ酒だ。」 貴が強引に締めて久々の親友との飲みが終わった。 今でも感謝してるよ、貴はいつもそうだ、なんで、周りの事しか考えない、次の日何しようと考えてんだか、すぐに行動する。 本当にいいダチだよ、、、
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