夜明け

3/6
前へ
/74ページ
次へ
ベッドの上、暗い部屋、小さな窓からうっすらと光が射し込んできた。それでようやく朝になった事がわかる。 この部屋には時計がない。ここにいるのは、時間なんかに興味がない人ばかりだからだ。起きたい時に起きて、それぞれのタイミングでやることをやる。そんな感じだ。 だから俺以外に起きている奴はいない。大抵俺が一番早く目を覚ます。というか、俺は殆ど寝ていない。不思議と眠くはない。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加