184人が本棚に入れています
本棚に追加
決勝戦から数日がたったある日。
彼女の優花が遊びにきていた。
「お疲れ様。良樹すっごくかっこよかったよ」
「ありがとう。なんか照れるよ」
「あはは。可愛い~。
これで良樹も普通の受験生になったね」
優花は夏休みの宿題をやりながら会話をしていた。
いつも練習、練習で
遊べなかったし、
彼氏らしいことを優花に何もしてやれなかったから
これから何かしてやりたいって思ってた。
「良樹はやっぱ地元の光が丘高?あそこ野球強いし推薦で行けるんじゃない?
それに前行きたいって言ってたもんね」
そう。高校──。
俺は今日、優花に話さなければならないことがある。
最初のコメントを投稿しよう!