君に最後に打ち明けた夢

3/13
前へ
/27ページ
次へ
決勝戦から数日がたったある日。 彼女の優花が遊びにきていた。 「お疲れ様。良樹すっごくかっこよかったよ」 「ありがとう。なんか照れるよ」 「あはは。可愛い~。 これで良樹も普通の受験生になったね」 優花は夏休みの宿題をやりながら会話をしていた。 いつも練習、練習で 遊べなかったし、 彼氏らしいことを優花に何もしてやれなかったから これから何かしてやりたいって思ってた。 「良樹はやっぱ地元の光が丘高?あそこ野球強いし推薦で行けるんじゃない? それに前行きたいって言ってたもんね」 そう。高校──。 俺は今日、優花に話さなければならないことがある。     
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

184人が本棚に入れています
本棚に追加